歌曲

サイハテ通り

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作詞:雨の介     作曲:雨の介



サイハテ通りの改札抜けて
変わらない面影の風を通り過ぎて
夢を語り合った路地裏抜けて
小さな風車は今も揺れたままで

そこにあるのは汚れた過去さ
思い出せるかい?

そして僕は子供のままで
夢のような明日を探すのかな
止められない涙を許すだけなのかな
空の色を雨と数えて
ルララルラ…孤独を歌いながら
愛を知ってひとりを知った街でした

少し歩いたらあの日の夏が
迎えに来るから軽く会釈をして
狭い記憶の淵で西と東と迷い
錆びた海馬の森で溺れてた

笑い合えるのはこれで最後さ
旅に戻るかい?

そして僕は子供のままで
夢のような明日を探すのかな
大切そうな素振りで捨てる日々なのかな
空の色を雨と数えて
ルララルラ...孤独を歌いながら
人が去って瞳をそっと閉じました

帰り道のパン屋の香り
茜色に染まる校舎
好きなあの子と観た夕焼け
優しすぎた人と街並み
空と風と海と君と
また踊れたら

そして着いたサイハテ通り
夢も歌もここには無いけれど
泥だらけの心が渇き枯れないように
さらば、今日と昨日の僕へ
鬼のように時は流れてくだけ
誰かが死んで生まれ変わった街でした

「泣けばいいさ。笑えばいいさ。」
お月さんが囁いてら